通信ツールは野外で生き延びるために不可欠の道具である。ある報道によると、携帯電話に充電できる鍋が開発されたという。
この「発電鍋」はUSBをインターフェイスとし、外付け機器に充電できるというすぐれもの。充電の原理は、この鍋で熱エネルギーを電気エネルギーに転換でき、料理を作ると同時に携帯電話に充電が可能だ。また、携帯性に配慮しこの鍋の直径はわずか16センチ、TESニューエナジーが研究開発した熱電半導体を採用、発電原理はベーカー温度差の発電効果を利用している。鍋に入れた水は沸点が100℃、鍋を加熱するための温度は550℃、すなわち450℃の差が存在する。鍋の熱電半導体材料はこの温度差を利用して、200~250ミリアンペアの直流電流を発電する。通常この鍋はスマートフォンの充電に3~5時間かかる。
この外付け機器に充電できる鍋はすでに日本で価格280ドルで販売されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月16日