資料写真:9月25日、出迎えた家族と再会した詹其雄船長(右) 。日本側に違法に拘留された中国漁船の詹其雄船長は同日4時、中国政府のチャーター機で福建省福州市に戻った。
中日間で起きた釣魚島漁船衝突事故について、那覇検察審査会は21日、「公務執行妨害」容疑で逮捕され、那覇地検が不起訴とした中国漁船の詹其雄船長を強制起訴すべきだと議決した。
共同通信社は、那覇検察審査会は21日に詹其雄船長を強制起訴すべきだと議決したが、実際に公判を開くことは不可能だとの見解を示した。強制起訴は「市民の感情」を捜査に強く反映させるためだが、これらの事態により制度の実効性が問われることになった。
那覇検察審査会は21日、議決書の中で、漁船衝突事件が中国と日本の外交問題に発展することを懸念しながらも、市民の「正義感情」を反映させるために起訴すべきだと判断したと表明。
しかし、日本側は起訴状をすでに帰国している詹其雄船長に送達することは不可能だと見ている。起訴状の送達で中国側の協力を得るのも難しい。このような事態は強制起訴の範疇を超えているため、日本政府は適切な解決策を探る必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月22日