写真は、ある米軍士官の足の筋肉、内臓が切り取られたあとの遺体。この士官はパプアニューギニアのサナナンダ周辺で殺害された。
荻原長一氏は著書「髑髏の証言」の中で、日本人がフィリピンの戦いで人肉を食べる恐ろしいシーンを描いた。戦友を食べる日本軍もいた。
歴史学者の田中利幸氏もこの残忍な事実を研究したことがある。当時の日本軍の悪行は無作為、小規模なものではなく、「驚愕させられる」集団的な事件だったと指摘。みんなが食べているのに自分だけ食べなければ、恐らく排斥されるという考え方があった。飢餓線上にあえぐ日本軍が捕虜を食べることは、戦友を食べるよりよいという論理もあった。
また別の旧日本軍人、辻政信氏は、日本軍が米軍パイロットを食べ、肝臓は士官が食べたことを証言している。