現地時間28日夜8時14分ごろ、岡山県内を走行していた東京発博多行きの山陽新幹線のぞみ53号の男性運転手が「メガネを忘れた」と東京指令所に通報、指令所の指示により岡山駅で緊急停止した。
JR西日本によると、同運転手はこの日、新大阪駅から運転を交代、途中、新神戸、姫路駅を経て、岡山を走行中だった。指令所は別の運転手を上りの新幹線で派遣し、交差する場所で一時停止し、メガネを忘れた運転士と交代したという。のぞみ53号は約45分遅れで再び運転を開始した。
JR西日本によると、日本の国土交通省は新幹線の運転手の矯正視力を1.0以上と規定している。同運転手は今月2日の検査で裸眼視力が左1.0、右0.9と診断され、メガネの着用が必要だと要求されていた。この運転手は汗を拭いたときに、メガネをかけていないことに気がついたという。
この運転手は新幹線の運転時間がすでに24年半という、豊富的な運転経験を持つ運転手だ。この影響で、山陽新幹線上下線で最大45分の遅れが出て、約6300人が影響を受けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月30日