日本の東京理科大学の星伸一准教授をリーダーとする研究グループは先般、レアアース不要のハイブリッド車用モーターの開発に成功したと発表した。この新型モーターは、出力50KW、エネルギー効率は95%以上と研究員は紹介する。このスイッチドリアクタンスモーターと呼ばれる発電機は、通電する際にコイルが開いたり、閉じたりすることによって、回転する時の磁場の変化により電荷を生み出すしくみ。これは永久磁石が不要であることを意味する。
日本は電気自動車とハイブリッド車のモーターにレアアースが不可欠であることに対しとても敏感である。それは日本本土ではこの資源がなく、その他の国、特に中国から輸入しなければならないためである。そのため、日本の研究者はずっと代替品や方法を発見しようと努力していた。
東京で開催された2011 TECHNO FRONTIER輸入車コーナーで、研究グループはこのモーターを披露している。サイズはトヨタPriusに使われているのとほぼ同程度である。同グループによれば、このモーターは現段階では、効率や燃費はさほど優れず、騒音、振動もあるが、今後研究が進めば競争力を持つ製品になると認識しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月29日