日本は近年、「周辺の緊迫情勢」に対応するため、新型戦闘機をはじめとする装備を次々と購入している。日本の航空自衛隊の幹部はこのほど、自ら戦闘機に搭乗して飛行テストを行い、購入する新型戦闘機の機種を決めるための性能確認を行った。「日本新華僑報網」が26日に伝えた。
関係者の話によると、購入機種の決定権を持つ幹部と戦闘機のパイロットはこのほど、海外に赴き、候補に挙がっている戦闘機に搭乗して実際の飛行を体験した。米国では、10回にわたってF/A-18の体験飛行を行い、イギリスでは6回の体験飛行を行い、戦闘機の上昇性と旋回性を確認した。そのほか、米国が開発中のF-35戦闘機に対してシミュレーターで模擬飛行を行った。
今回の戦闘機の選定で、日本の防衛省は飛行審査を必須事項から外した。飛行審査は体験搭乗より性能確認に対する要求が厳しいため、F-35に不利になる恐れがあるが、書面審査は新たに開発されたF-35にとって有利になる可能性があるという。
日本は1976年にF-15戦闘機を初めて導入。戦闘機のパイロットはF-14、F-15、F-16に搭乗し、実際の飛行性能を確認した。空自の幹部が自ら戦闘機に搭乗し性能を確認したことについて、防衛省は「飛行審査は操縦士の感覚的なもので、完全でないため」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月27日