東京国際映画祭チェアマン依田巽氏「信じよう。映画の力。」

東京国際映画祭チェアマン依田巽氏「信じよう。映画の力。」。 第24回東京国際映画祭が10月22日、東京の六本木ヒルズで華麗に幕を開けた。今回の映画祭は「信じよう。映画の力。」をテーマに、10月30日までの9日間、「コンペティション」、「アジアの風」、「特別招待作品…

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発信時間: 2011-10-24 16:20:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

東京国際映画祭(TIFF)のポスター。ジャッキー・チェンの「1911」が特別招待作品の一つ。

第24回東京国際映画祭が10月22日、東京の六本木ヒルズで華麗に幕を開けた。今回の映画祭は「信じよう。映画の力。」をテーマに、10月30日までの9日間、「コンペティション」、「アジアの風」、「特別招待作品」、「日本映画•ある視点」、「WORLD CINEMA」、「natural TIFF」の6つの部門で多くの優れた作品が上映される。うち、「コンペティション」部門では、15作品が大賞を目指す中、中国語映画も2作品出品されている。中国からは杜家毅(ドゥ・ジャーイー)監督の「転山」と香港の彭顺(オキサイド・パン)監督の3D映画「夢遊 スリープウォーカー」が参加している。

チェアマンの依田氏は今回の映画祭のテーマについて、このように語った。3.11東日本大震災後、日本全体が落ち込んでおり、大型イベント開催に疑問の声も上がっていた。だが、こんな時だからこそ、我々は映画の力を信じたい。映画を通して、亡くなった方を追悼し、生きている人に夢と希望と安らぎを与えたい。そして、世界中から頂いた注目と支援に対する感謝の気持ちを表したい。今回の東京国際映画祭は六本木ヒルズのメイン会場以外にも、仙台にも会場を設け、収益の一部は被災地支援に役立てる予定である。今回の映画祭は「映画の力を信じる」映画祭、「感謝の気持ちを表す」映画祭といえる。

レッドカーペットでなく「グリーンカーペット」東京映画祭のシンボルに。

依田チェアマンによれば、2008年第21回東京映画祭で初めて「グリーンカーペット」が採用された。地球が人類を育み、人類が映画を生み出し、人類は映画を通じて世界を変える。つまり地球をどのように大切にするか、これは映画人の最も重要な課題である。3年前、依田氏が東京映画祭のチェアマンに就任した時、地球温暖化が深刻になり、関心が集まっていた。映画文化、人類の文化といっても、我々の地球に依存している。東京国際映画祭を通して「映画人」の地球を愛する理念を伝えたい。この「グリーンカーペット」はペットボトルのリサイクルで作られている。映画祭の実行委員会では植樹計画も行っており、エコエネルギー、自然保護を奨励している。

また、依田氏は日本の映画産業が直面している最大の問題は、若い人が映画を見なくなっていることだという。映画チケットが高いということもあるが、主な原因は映画情報が十分に伝わっていないことだという。今回の映画祭では「学生応援団」を特別に組織し、facebookなどのSNSを使って広告、交流を行い、若い人の情報交流を活発にしてもっと多くの若い人に映画を好きになってもらいたいと述べる。

日両国の映画分野での交流をもっと活発に

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月24日

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