福島原発事故による放射能漏れの西太平洋における中国の海洋環境への影響を把握するため、2011年6月16日―7月4日にかけ、国家海洋局は福島東側の西太平洋域の海洋における放射能測定を行った。当時の調査では、福島の東および東南方向の西太平洋で福島原発事故による影響が著しいことがわかった。
2011年11月28日、国家海洋局の指導の下、専門家海洋環境測定隊は「向陽紅09」号測量船で青島から出発、日本東側の公共海域で2回目の測定作業を行う。これは1回目の測定に続き、再び測定を行うことで、さら詳しく福島の放射能漏れによる西太平洋および中国の海洋環境への影響を明らかに把握し、西太平洋海洋環境における測定予備危機監視システムを構築する重要な航行となる。
測定隊は隊員30人、任務期間は35日間、移動総距離は5000海里となる予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月1日