中国技術分野の最高研究機関であり、国家シンクタンクである中国工程院は8日、2011年選出の新院士を発表した。中国工程院の9学部で54名の新院士が誕生し、合計783人の陣容となった。
54名の新院士は、平均年齢56.7歳、60歳以下は38名で今回新規に選出された院士の70.4%を占める。最年少は46歳、最高齢は74歳だった。
機関別に見ると、高等教育機関からの選出が25名で46.30%、研究機関から21名で38.89%、企業(体制改革後の事業体研究所を含む)8名で14.81%だった。
今回の選出状況とこれまでの2007年、2009年を比較すると、選出人数の増加が目立つ。2007年は33名、2009年は48名だったのに対し、2011年は54名と増加している。また、60歳以下の人数が占める割合も増加している。2007年は42.4%、2009年は66.7%だったのに対し、2011年は70.4%だ。
また、今年は19名の候補者から外国籍の院士が6名誕生した。米国籍4名、オーストラリア国籍1名、日本国籍1名が含まれる。
2011年選出の中国工程院外国籍院士リスト