激しい試合の様子
来年2012年は中日国交正常化40周年、中日両国ではこの重要な節目を迎えるに当たり、さまざまな分野で頻繁な交流が行われている。2011年度第3陣・日本高校生代表団一行、総勢156人が中日友好交流協会の招聘、日本サッカー協会(JFA)の協力で、12月6日から12日の予定で中国訪問の旅にやってきた。
今回の日本高校生代表団156人はほとんどが3月11日東大震災被災地である福島県、宮城県、岩手県からの参加者だ。被災地の各校から選ばれた約40人の生徒は12月7日、北京八一中学を訪問し同校の生徒とサッカー交流を行った。サッカーの試合を通じ、両国生徒の相互理解と信頼が促進でき、友情も深まったようだ。
はじめに、歓迎式で八一中学の沈軍校長は「八一中学はサッカーの長い歴史がある学校だ。生徒たちは授業時間が終わるとすぐに真剣な練習を重ね、優秀な成績を得ている。日本の生徒とは言葉は通じないが、サッカーという特別な方法でお互いに交流し、中日両国の深い友情を結ぶ機会となることを望んでいる」とあいさつした。
また、福島県サッカー協会会長の桜岡祐一氏は「今回の高校生は大震災被災地の福島県、宮城県、岩手県から選ばれてきた。大地震発生時、中国政府と中国のみなさんは日本にさまざまな支援を提供してくれた。心から感謝を表したい。サッカーは世界で最も人気のあるスポーツの一つで、日中両国の青少年は今回の交流イベントを通じて、両国の友好関係を推進し、またアジアの発展、平和と繁栄を促進できると期待している」と語った。