世間では一般的に「女性は40歳になると豆腐おからのようなものだ」と言われている。しかし、日本では多くの40歳前後の女性がこの定説を覆そうとしている。このところ、日本では40歳前後の年齢であるにもかかわらず、若々しさを保っている女性、いわゆる「美魔女」ブームを迎えている。
美しさを保つ秘訣として、彼女たちは口をそろえて「バランスの取れた食生活」を挙げる。薬や脂肪吸引、整形手術などの過酷なダイエット等の回り道を経て、「美魔女」たちはようやく正しい道に戻ってきたようだ。
ではなぜ、ここに来て日本の美魔女たちが脚光を浴びるようになったのだろうか。
まず考えられるのが、日本社会の開放化によるものだということである。現代社会は女性たちにより多くの権限を与え、物質面のレベルアップや情報伝達の拡大により、女性はそれまでの伝統的な「家庭中心」から「個人中心」へと変化を遂げている。自分自身を愛し、個人の生活を楽しみ、堂々と自らの美しく幸せな生活を追い求めるのである。これまでずっと家庭や子どもを中心として生きてきた高齢の女性たちも、再び自身の夢を胸に、これまでの殻を破り、若々しさの奥義を発掘する。合唱団への参加や、ダンス練習の開始、カメラを持って旅に出る・・・等、その方法は実に様々だ。
そして、これは日本女性が健康を追究する気持ちを表しているといえる。女性にとって美しさとは、心と容姿の両方が統一され、バランスが取れている状態を指す。女性にその新鮮さや変化を楽しむ気持ちが芽生えれば、歳月がそこに残す形跡に挑戦するための資本や行動力もついてくる。
更に、これは日本のバランスの取れた食生活の表れと言える。年齢を重ねるに従い、内的な栄養調整は更に重要になってくる。体内の栄養が豊かでバランスが取れていて初めて、女性は再びその最良の状態を取り戻すことができるのだ。体の自然な規律を尊重し、体内の栄養分をバランスよく調整することで、心も体も潤い、本当の意味で青春を手元に留めておくことができるといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月8日