資料写真:日本海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」
日本メディアによれば、約240人乗り組みの日本海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」(4550トン)が19日午前、中国北海艦隊の基地、青島港に入港した。海上自衛隊艦艇の訪中は08年6月の広東省湛江入港以来3年半ぶり。
今回、釣魚島(日本名・尖閣諸島)での船舶衝突事件など中日関係の悪化で中断していた中日艦艇の相互訪問が再開された。また、25、26日の野田佳彦首相の訪中を控え、中日関係改善ムードを演出するのがねらいでもある。5日間の訪問中、中日双方は綱引きや音楽隊の合同演奏会などを通じて交流するほか、両艦艇による海上通信訓練も実施する。
中日艦艇の相互訪問は、中日軍事交流の一環で、中国艦艇は07年11月と09年11月にそれぞれ東京の晴海と広島の江田島を訪問した。一方、日本海上自衛隊はは08年に初訪中後、中日関係の悪化で中国側は日本側の訪問を2回連続拒否した。
中国国防部新聞事務局は、日本海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」は19~23日、2011年中日軍事交流計画の一環として青島を訪問、中日間の理解と信頼を強めたいと述べた。この間、公開参観やスポーツ、文芸活動など様々な交流が行われる予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月19日