震災後の日本化粧品業界、「口紅効果」で販売好調

震災後の日本化粧品業界、「口紅効果」で販売好調。 昨年の東日本大震災、それに伴う津波と放射能汚染などにより、日本人の心が深手を負った…

タグ: 東日本大震災,放射能汚染,化粧品,販売

発信時間: 2012-02-01 16:42:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

脳科学者として知られる茂木健一郎氏とカネボウが、2007年に共同実施した脳科学研究も、これを裏付けた。研究結果によると、化粧は女性の脳を活性化させ、積極的に社会生活に加わる気持ちをわかせる。震災後の日本人女性にとって、1本の口紅は自らが女性であることを意識させ、頑張って働くための原動力となり、苦しみから抜け出すためのきっかけとなったのかもしれない。

震災と放射能汚染が日本社会全体に与えた不安感を受け、日本人女性の化粧の特徴は「柔らか」、「穏やか」となった。穏やかでナチュラルな化粧は、見る者に落ち着いた印象を与える。ここからも、人々は大災害の後に、安心と落ち着きを求めることが分かる。2012年に入り、電力の供給不足、消費税増税の議論、経済危機といったさまざまな社会問題が、日本の消費者に重い負担を課しているが、化粧品業界では売り上げの回復傾向が著しい。今春の流行は、彩りを際立たせる鮮やかな化粧だ。各商品はピンクやグリーンなどのいきいきした色彩を推奨している。これは人々の早期復興に対する期待を反映しているようだ。

カネボウ美容研究所の研究院の原島氏は、「日本の新たな化粧の流行を生み出す主な要素は、経済動向、ファションリーダーの年齢範囲、アジア諸国だ」と指摘した。日本が真の意味で震災から復興し活力を取り戻した際に、新しい化粧の流行が生まれるに違いない。

「人民網日本語版」2012年2月1日


 

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