田村監督:みんな一緒なら困難も乗り越えられる

田村監督:みんな一緒なら困難も乗り越えられる。

タグ: 鬼太鼓座,民俗芸術,ミュージシャン,コミュニケーション

発信時間: 2012-03-15 15:28:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

チャイナネットの取材に応じる総監督の田村光男さん

「日本東北民俗芸能・鬼太鼓座とミュージシャンの訪中演技」は3月14日夜、北京の国家大劇院で行われた。パフォーマンスの後、総監督の田村光男さん、梅津和時さんらがチャイナネットの取材に応じた。

田村さんは「民俗芸術を通じて、観衆に一番伝えたい精神」について、「今の日本の芸術にはいろいろな形があって、芸術家たちも考えることはみんな違う。3月11日、日本で大震災が発生して、日本は大きな被害を受けたが、今は徐々に回復している。各分野で活躍しているミュージシャンたちが集まって、みんな一緒に1つのことに力をあわせ努力していく、そういう積極的な姿を観衆に見せたい。私は日本に援助を提供してくれた国際社会、特に中国に感謝の気持ちを表したいと思っている。今、地球上にはさまざまな問題や自然災害がある。私は日本人だけではなく、中国の皆さんにも集まってもらい、国と国がつながってほしい。また今年は中日国交正常化40周年でもある。このチャンスを利用して、新しいイメージを作り、一緒に問題を考えて、そして解決していくのはとてもすばらしいことだと思う」と答えた。

また「芸術が被災者の心理に与える影響」について、田村さんは「大震災後、私は被災者の心を癒すことで、一番大事なのはコミュニケーションだと思った。地震で町がなくなったとしても、おじいさんがいるし、孫がいるし、子供がいるし、家族の絆がすべて壊されることはない。毎日の生活はこれまでどおり前に進めていく必要があるし、心の問題の解決は一番重要なことだ。だから、生き残った人たちはみんな一緒に歌を歌ったり、踊ったりして、芸術を通じてコミュニケーションを図ることで心も明るくなるし、たのしくなり、強くなれると思っている」と答えた。

写真集:中国に響け!東北民俗芸能と鬼太鼓座の訪中演技
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