この日、中国浙江省寧波市と湖南省常徳市の2カ所のペストが散布された土地から被害者遺族の胡賢忠さんと徐万智さんが来日した。涙を浮かべながら、細菌戦で自分の家族が被った大きな痛手について語った。遼寧省沈陽市からは日本軍の生体実験被害者遺族の王亦兵さんが自分の父親が日本軍に拉致され、731部隊で生体実験された悲惨な経験を話した。
彼ら被害者遺族は日本政府に対し、731部隊が中国で行った細菌戦の真相究明と日本軍が当時行った罪状を認めて、被害者と被害者遺族に謝罪と賠償をするよう求めている。
今回の集会は100人以上の聴衆が集まっていた。会場を訪れていた松本恒雄さんは取材に答え、日本政府は731部隊が中国で行った細菌戦と生体実験という事実を認め、被害者と被害者遺族に賠償をすべきと語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月16日