田中真紀子氏「日中に有益なことを発言すべき」

田中真紀子氏「日中に有益なことを発言すべき」。 田中氏は、現在の日本の与党である民主党トップは中国側と「深い信頼関係を結んでいる人」が少なく、両国は政治の相互不信に陥っている状態を改善する必要がある。そして「日中経済関係全体から見て、両国に共に有益なことを発言すべき」であると語った…

タグ: 田中真紀子 中日 正常化 20周年 摩擦 対中政策

発信時間: 2012-06-11 10:38:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:田中真紀子委員長

40年前、当時日本で首相を務めていた田中角栄が訪中し、中日国交正常化が実現した。それから40年間、両国の関係と協力体制は大きく進んだ。しかし、事件や事故の多い時期に陥ることも度々だ。最近、田中角栄氏の娘で衆議院外務委員会の田中真紀子委員長に中国紙・環球時報がインタビューを行った。田中氏は、現在の日本の与党である民主党トップは中国側と「深い信頼関係を結んでいる人」が少なく、両国は政治の相互不信に陥っている状態を改善する必要がある。そして「日中経済関係全体から見て、両国に共に有益なことを発言すべき」であると語った。

環球時報:民主党の対中政策についてどう思うか?

田中氏:現在の民主党体制は非常に不安定です。対中関係についてだけでなく、対米関係においてもそうです。中国、米国共に現在は日本を信頼していません。民主党は外交面でとても弱腰です。わたしは、これは民主党のトップに国家全体を考える人が集っておらず、外交面で哲学がないためだと思っています。

日中両国のトップレベルの交流では、本音で話し合い、誠実な真心の交流ができなければなりません。しかし、このような関係を作り上げるには長年の努力が必要です。残念なことに、民主党のトップにはこのような人が不足しています。

環球時報:中日間の摩擦現象についてどう思うか?

田中氏:政治というものは、経営学における貸借関係に似ていて、バランスがとても大切です。収入があれば支出がある。多くの利益を得ようと思えば、支出も増えます。しかも、

外交は双方で自国の利益を追求する行為といえます。もし、自国の利益だけを得ようと思えば、その関係は上手くいかないでしょう。2カ国でより多くの利益を追求しようと思えば、お互いに努力し、譲歩することができます。これは、相互扶助の関係といえます。つまり、日中両国が政治不信を改善したいと思うならば、お互いにより理解しあい、両国の実情をしっかりと把握する必要があります。そしてより深い交流を行うことで、互いに最大に国家の利益を追求するために譲歩することができるでしょう。

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