空港で熱烈な歓迎を受ける代表団 |
中日友好協会の招きを受けて中国を訪問中の日本国際緊急援助隊および医療チームの一行は6月14日、四川省成都市に到着し、かつて救助・支援を行った被災地を再訪した。人民網が伝えた。
14日11時30分、代表団一行は成都双流国際空港に到着し、現地の熱烈な歓迎を受けた。学生の代表者らは代表団の全員に花束を贈呈し、記念撮影を行った。14時30分、四川省省政府の魏宏常務副省長、四川省人民対外友好協会の秦琳会長らが、シャングリラホテルで代表団を迎えた。魏副省長は式辞の中で四川省人民を代表し、日本の救助隊・医療チームの救助と支援に対して再び感謝の意を表し、被災地の過去3年間の復興に向けた努力とその成果を紹介した。
会見終了後、代表団一行は2008年に医療活動を行った、四川大学華西医院を再訪した。
同病院において、代表団は共に働いた中国側の医療チームと交流会に参加し、3年前の忘れることのできない経験を振り返った。交流会では中日双方の参加者が積極的に発言し、友好的な雰囲気となった。最も感動的であったのは、被災者代表で「車椅子の射撃の名手」と称される田富剛さんの発言だ。田さんは自動車メンテナンス工であったが、2008年の四川大震災により脊柱を損傷し、下半身不随となった。命の危険にさらされた田さんは、中日双方の医療スタッフの治療により回復し、介護なしでも暮らせるようになった。田さんは射撃に魅せられ、努力の末パラリンピックの射撃選手となった。田さんは今年結婚し、幸福な家庭を築いた。田さんは発言の中で、国際救助隊、特に日本の医療チームに対する感謝を延べ、会場の感動を誘った。
交流会終了後、代表団は病院側の代表者に導かれ、3年間で大きく変化した同病院を見学し、その急速な変化に感嘆を漏らした。