白西先生を囲んで一部参加者による記念写真。段躍中撮影
8月5日午後西池袋の中華料理店において東京漢語角5周年、250回記念交流会が開催された。会には猛暑にもかかわらず多数の中国人、日本人が参加し交流と食事を楽しんだ。
東京漢語角は池袋在住の日本湖南人会会長段躍中氏(日本僑報社編集長)が日中両国の相互理解、友好交流を促進する目的で市民参加型の交流会を設立した。会は毎週日曜日午後西池袋公園に中国に興味を持つ日本人や中国語を学習する日本人、日本人との交流を望む中国人、中国人留学生などが集まり自由に会話と交流を楽しんでいる。
5年前の2007年8月5日第1回漢語角を開催以来、現在までに10か国延べ10,000人以上の人が参加し、会員の中には日本の大学や中国の大学に進み教鞭をとる人、中国やアメリカで外交官として赴任し活躍中の人など様々な年齢、職種の人が集まっている。
お祝いに駆け付けた日中協会白西紳一郎理事長は、日中関係が好ましくない時期だからこそこのような市民の草の根交流が必要で、両国のメディアによる情報に頼らず相手の国へ行き、自分の目で見、耳で聞くことが重要であると挨拶した。
主催者を代表して挨拶した段躍中氏は、5年間支えてくれた人々に感謝するとともに今後の協力、現在活動中漢語角(東京、横浜、小平、浦和、鹿島、静岡、福井、名古屋)の紹介と将来計画、中国の同済大学、東華大学で開催中の日語角(日本語コーナー)の今後の展開について述べた。
東京漢語角設立五周年を記念して、漢語角日中友好読書会を発足した。岩楯嘉之NPO法人日中交流支援機構事務局長、中村洋一漢語角担当理事と張景子日本僑報社社長、段躍中氏が読書会の運営方法などについて協議し、漢語角参加者に報告した。中国語の書籍を含め、日中友好に役に立つ本を選んで、漢語角参加者に推薦し、月一回の読書交流会を開催し、読書感想文コンクールなど方法を通して、日中相互理解を深めていく目標も紹介された。