中国は釣魚島で日本と軍事衝突を起こす考えはないが、ソーセージを切るように釣魚島に対する日本のいわゆる「実効支配」を少しずつ奪い、わが方の支配が日本側のそれを上回るまでにすることができる。もし日本側が対抗し続けることを選択した場合、いつか中国が釣魚島で日本人数人を捕まえて送還することも、なんら奇想天外なことではないはずだ。
中日は釣魚島で勇気と知恵と法律の闘いを繰り広げているが、最終的にものを言うのは実力だ。中国は日本との実力の優劣だけでなく、その背後にある米国がこの地域に投入している実力にも対処しなければならない。釣魚島は中国の神聖な領土であり、国の実力が追いつきさえすれば、必ずや日本に後退を要求するカードになる。
中国は軍事衝突の発生を望まないが、これは戦争による解決を恐れているという意味ではない。中国は釣魚島問題において日本と対等な力比べをする。日本が自衛隊を出動すれば、中国が海軍を用いるのは完全に予期できることだ。
日本は「釣魚島購入」など今年に入ってからの挑発行為の代償を必ず支払うことになる。たらいの水をぶちまけた結果、想像したよりもずっとひどいものが自らに跳ね返ってくるはずだ。
釣魚島紛争の激化はすでに避けられない。中国人は今後、一段と団結すべきだ。団結こそが力であり、日本とその背後の支持者が最も中国にしてほしくないものなのだ。
中国の国家と民族の復興には釣魚島という敷居を乗り越えなければならない。釣魚島問題の解決はダイナミックなプロセスであり、その手段やペースは中国の台頭という最大の戦略的利益とできる限り調和したものであるべきだ。外国は両者の撹乱を望んでいるが、今や中国人の勇気、智慧、不動の決意に目を向けなければならない。
釣魚島は中国のものだ。この声を世界中に鳴り響かせ、中国の政府と民間の共同行動に変えよう。
「人民網日本語版」2012年8月21日