12月13日、中国海上監視巡回機が始めて釣魚島上空を巡航した。写真は、中国海監B-3837巡回機が空撮した釣魚島および周辺島嶼の様子。
12月13日、中国海上監視巡回機は始めて釣魚島上空を巡航した。日本側が撮影したB-3837巡回機。
環球時報によれば、12月13日、中日間の釣魚島領土紛争はふたたび世界のトップニュースになった。日本はこの日、F-15戦闘機8機、早期警戒機1機を緊急発進させ、釣魚島海域上空を飛行していた中国の海上監視巡回機の航行を阻害した。
「日本と中国の対立は海上から空中へと広がった。これはパンドラの箱ではないか」とドイツのニューステレビ局は番組で訴え、日本のNHKは中国機が初めて釣魚島上空に現れたことを「突然で、しかも前例がないこと」と報じた。時事通信は、中国の釣魚島上空での行動を「前例を作った」として、「重大な威嚇行為」であると報道した。
釣魚島問題では、日本はこれまで先に「前例を作って」きた。島に上陸し、島に灯台を作り、「国有化」まで行った。中国の専門家は、さまざまな行為を重ねてきた日本が、中国に旧来どおり振舞うよう指摘することはできないだろう。現在、日本は、中国が釣魚島で行っている恒常的な巡回行動を立体的に行うだろうと見ている。
釣魚島領土問題は、すでに日本が「島購入する以前」の状態には戻ることはできない。中国の学者である楊伯江氏は「ボクシングのリングに上がった2人の選手が、これまで3メートルの間合いで対峙していたのに、片方が1メートル近づけば、もう一方も1メートル近づき、相手はさらに近づくしかなくなる。両者が肉弾戦の様相になるようなもの」と例えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月14日