日本がスパイ衛星打ち上げ 狙いは朝鮮
日本政府の情報収集衛星「レーダー4号」が、日本時間27日13時40分に鹿児島県種子島宇宙センターから、H2Aロケットにより打ち上げられた。
H2Aロケットはレーダー4号の他に、光学実証機を同時に打ち上げた。ロケットの打ち上げから20数分後、宇宙航空研究開発機構はレーダー4号と光学実証機が予定されていた軌道にのり、打ち上げに成功したと伝えた。
軍事大国に向け邁進
今回打ち上げられた2基の衛星を加えると、日本は2基の情報収集衛星と3基の光学衛星により、毎日特定の場所を少なくとも1回撮影する。産経新聞の報道によると、日本は今後5-10年で6基の偵察衛星システムを打ち上げ、世界各地に対する毎日1回以上の撮影と監視を実現する予定だ。
専門家は、日本が情報システムの強化を加速した直接的な原因は、朝鮮半島情勢のヒートアップだと指摘した。日本はまた、独立した宇宙情報網を構築し真の軍事大国になるという、さらなる目標に向け邁進する。
中国国際問題研究所の研究員の楊希雨氏は、「日本は世界各地に対するリアルタイムの監視を実現しようとしているが、これは資源・能力・意向・必要のある大国がやることだ。そのためこれは、日本が真の軍事大国になろうとする野心を示すものだ」と分析した。
日本は情報収集衛星を、周辺諸国の動向を探るための重要な手段としている。また国産の偵察衛星の開発・打ち上げにより、日本は米国に対する過度な依存から脱却し、情報偵察の自主性を高めようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月28日