華竜網の評論家、謝偉鋒氏は「日本で基準を上回るPM2.5の数値が出たことと中国北部の深刻な大気汚染との関係を中国は認めるべきだが、多くの日本企業が中国国内で生産活動をして発生した重度の汚染であることも忘れてはならない。これをどう説明するのか?」と疑問を投げかけた。
日本は80年代から労働集約型の製造業を発展途上国に移転し始めた。中国は労働資源が豊富で、生産コストが安いことから多くの日本企業が中国に進出。しかし発展を続ける中で非常に多くの不調和が生じた。例えば、多くの製造産業は本国で禁止されている製品の生産を中国に移し、本社では開発と管理だけを担当した。その結果、中国のような発展途上国の生態環境や資源に深刻な被害をもたらした。
名幸電子の武漢への投資、エプソンの蘇州での問題などはいずれも地元で大きな非難の声が上がった。これらは氷山の一角にすぎない。中国に拠点を置く日本企業の多くが昼夜を問わず汚染を排出している。わずか十数年で青空が見られなくなるとは、おそらく日本企業も想像しなかっただろう。