今年1月17日、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館を訪れた鳩山由紀夫・元首相
侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館の朱成山館長は12日、日本の鳩山由紀夫・元首相からの手紙を受け取った。鳩山氏はこの中で、中日関係を修復する責任を重く受け止めているとし、対話を通じて新たな紛争を避けることを呼びかけている。中国新聞網が伝えた。
「手紙の期日によると、1月28日に出されたものです。記念館は春節時にも当直員がいるため、受け取ってすぐに翻訳することができました」と朱館長は語る。
朱館長によると、鳩山氏の手紙は主に、4つの内容が書かれている。第一に、(鳩山氏が同館を訪れた際の)朱館長の案内と説明に感謝するという内容。第二に、旧日本軍の侵略・暴行を非難し、犠牲者に対して祈りの意を表明するという内容。第三に、この歴史的事実に対して国家間で意見の分岐があることを認めることを希望し、新たな紛争の対話による解決を呼びかけるという内容。第四に、中日関係を修復する責任を重く受け止めているという内容。
鳩山氏は中国訪問中の1月17日、同記念館を見学し、当時の日本兵の犯罪行為について謝罪の意を表明した。さらに自ら植えた銀杏の木の前で、“平和の花”が咲いた頃にまた来ると語った。
「人民網日本語版」2013年2月14日