翻訳家徐曼、処女小説『東京、ある女性の物語』を出版

翻訳家徐曼、処女小説『東京、ある女性の物語』を出版。 日本僑報社によると、在日中国人翻訳家徐曼氏は、『東京、ある女性の物語』を今年1月、中国の北方文芸出版社から出版した。3月27日、ご主人の田中寛先生(日本埼玉県日中友好協会会長)とともに東京池袋で日本僑報社のインタビューを受けた…

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発信時間: 2013-04-01 09:28:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

田中寛先生と徐曼氏、日本僑報社にて

日本僑報社によると、在日中国人翻訳家徐曼氏は、『東京、ある女性の物語』を今年1月、中国の北方文芸出版社から出版した。3月27日、ご主人の田中寛先生(日本埼玉県日中友好協会会長)とともに東京池袋で日本僑報社のインタビューを受けた。

徐曼氏は北京出身で、北京大学を卒業、一九八五年に日本に定住後、現在は文教大学などで非常勤講師を務めている。同時に翻訳などにも携わっている。著作には日本で出版された『心に響く聖賢の言葉』など2冊、翻訳には著名な学者東京大学教授高橋哲哉氏『戦後責任論』など5冊がある。

北方文芸出版社は『東京、ある女性の物語』を次のように推薦した。この小説は東京を舞台にした3人の中国人女性の物語で、3人はそれぞれ異なる目的で来日し、将来は新しい人生を築こうとしていた。主人公楊小草は薄倖な家庭から逃げ出すように日本人と結婚して来日、しかし悲惨にも資産家の子作りの道具に陥った。精神に異常をきたした夫の虐待にも耐えなければならなかった。楊の友人の李蘭蘭は勉学のために主人とともに来日、生活のためにホステスの仕事をすることになった。やがて夫は蘭蘭の秘密を知り、彼女のもとを去ってしまう。彼女は苦しさを紛らわすため薬に手を出し自殺も図った。もうひとりの女性林雪影は真実の愛をつらぬき日本人と結婚、同時に二人の子どもの継母になった。年老いた義理の母親の面倒もみることになり、多くの日本人の祝福を得ながら人生を歩む。

大東文化大学教授田中寛氏は一九八四年から湖南大学で二年間教えた。日中友好の活動のかたわら、学者兼作家でもある。徐曼女史が処女作を出版したときに彼も日本語の小説『母といた夏』(アルマット)を出版、さらに史実小説『ハルピン残照、七三一の記憶』を発表した。この二冊の著作も日本で注目されている。

日本僑報社編集長、日本湖南人会長段躍中氏は次のように述べた。「中日友好交流の大河のなかに、日中友好に貢献する夫婦で作家のケースはそれほど多くない。田中寛氏と徐曼氏の作品が中日相互理解に寄与することを期待している」。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月1日

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