だが輸入粉ミルクは本当にそんなにいいのだろうか?国家品質監督検査検疫総局が2011年7月から2012年8月までに公表した毎月の不合格輸入食品リストのうち、輸入粉ミルクは計34ロット、270トン以上あり、廃棄または返却されている。その多くが乳児用粉ミルクだ。ドイツ製、ニュージーランド製、オーストラリア製を含む複数のブランド製品がブラックリストに名を連ねたことがある。今年1月に起きたニュージーランド「毒粉ミルク」事件はさらに驚きだった。フォンテラは「毒粉ミルク」を4カ月も隠し続けたと批判された。こうした事件は中国人に、外国崇拝思考は捨て去らなければならないと注意を促している。輸入粉ミルク、外国製粉ミルクは絶対的安全とイコールではない。購入にあたり理性的姿勢を保ってこそ賢明だ。
外国の粉ミルク購入制限は、国産粉ミルクに対する中国人の信頼崩壊の反映だ。国内の乳製品企業にとってこれは恥辱であると同時に、チャンスでもある。外部環境の変化によって自社製品の品質を証明する機会が与えられたことを感謝し、しっかりと捉え、国内の消費者を取り戻すべきだ。