中国人民銀行(中央銀行)が11日に発表した『2013年第1四半期金融統計データ報告』によると、第1四半期(1―3月)末、中国の外貨準備高は3兆4400億米ドルだった。英紙『フィナンシャル・タイムズ』は同日の報道で、中国の第1四半期の外貨準備高の増加幅は2011年第2四半期以来の高水準を記録し、中国への巨額の資金流入が再び加速し始めたことを意味すると伝えた。
みずほ証券のエコノミスト・沈建光氏は「外貨準備高の伸びは、資本が再び中国に流入し始めたことをはっきりと示している。アメリカも日本も金融緩和により、大量の通貨を発行しおり、今後数カ月間、投機資金が中国に流入する懸念は高まるだろう」との見方を示している。