挨拶する呂参事官。段躍中撮影
「日本僑報」によると、6月9日、天水会結成60周年記念大会が東京で開催された。呂小慶在日本中国大使館参事官が祝辞を述べ、天水会設立以来の中日友好促進への貢献を高く評価した。
橋村武司会長が挨拶のなかに、日中間に横たわる「寒流」を一日も早く「暖流」に変えたいと呼びかけた。橋村会長は次のように述べた。
今日は!今回は天水会結成以来、60年を迎えた記念すべき、栄えある集会であります。本日は斯くも大勢のご参加いただき、幹事を代表し感謝申し上げます。
ご来賓の方々は長年天水会を蔭ながら支えてくださった方々ばかりです。中国大使館は勿論のこと日ごろ何かとお世話になる方がたにご参加いただき大変光栄に存じます。
このところ、何かと騒がしい!尖閣問題は止まるところを知らず、中国では派手なデモ行進もありました。日本は首相が変わりが外交は進展しません。おまけに火付け役の人物が反省もなく国政に鞍替えしてしまいました。先人の知恵による「棚上げ論」は生かされておりません。今こそ両国民の相互理解が大切だと思います。
天水会会員による神奈川、大阪、兵庫における日中両国民の意思疎通を図るための中国語学習活動は意義があり、既に15年の歴史があります。OBたちは中国現地で活躍しています。また、経済・技術協力のための人材交流は20年間続いていており、幾つかの成果がありました。今後は、人材・貿易に加えて文化交流を進めてまいりたい所存です。
「天蘭線の事跡」を乗越えるのが、我ら第二世代が第一世代への「恩返しをする」。最大の方法と心得、「新ランドブリッジ」(連運港から天水を経てオランダのロッテルダムまで1万2千km)のロマンを実現すべく研鑽・協力したいと考えています。私たちは“争いを好まず、平和を最も愛します”。
これからも天水会の良き伝統を守り、子々孫々の日中友好草の根活動を続け、日中間に横たわる「寒流」を一日も早く「暖流」に変えたいと存じます。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月16日