資料写真:日本のイージス艦
日本の防衛省の関係者は、「朝鮮のミサイル威嚇」を理由に、日本が弾道ミサイルを迎撃するイージス艦を2隻追加建造する準備に入ったと明かした。完成後、日本が保有するイージス艦は8隻に増加し、アジア最大規模のイージス戦艦群となる。
人民網は共同通信社の7日の報道を引用し、防衛省が新「防衛計画の大綱」でミサイル防衛システムの強化を提案したと伝えた。イージス艦の建造費は1隻あたり2000億円に上る見通し。防衛省は、「朝鮮のミサイル威嚇の長期化」を防ぐための措置だと表明している。
海上自衛隊は現在、「こんごう」4隻と「みょうこう」2隻の計6隻のイージス艦を保有。うち、4隻がミサイル防衛システム「SM-3」を搭載し、その規模は米国に次いで世界2位である。しかし、「朝鮮のミサイル威嚇」に対抗するには、まだ不十分なようだ。防衛省は、朝鮮のミサイル打ち上げに対応するため、SM-3を搭載したイージス艦を少なくとも2隻運用する必要があると発表したが、朝鮮の長距離ロケット打ち上げの際、同型のイージス艦2隻が修理中で、運用できるのは2隻しかなかった。
共同通信社によると、防衛省は新「防衛計画の大綱」の検討時、弾道ミサイルを迎撃するイージス艦を増やす必要があるとの見解を示した。残りの2隻へのSM-3搭載を迅速に行い、改修を2019年までに終えるほか、追加建造する2隻のイージス艦については2015年度と16年度に契約を結び、2021年に就役させる計画。一方、イージス艦を3隻保有する韓国は、セジョン・デワン級(KDX-3)イージス艦を3隻追加建造すると表明したが、日本の自衛隊の軍拡ペースには及ばない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月8日