日本メディアの情報について、中日双方に近い関係者は、「両政府の対話ルートはあるが、スムーズとはいえない」とし、「日本側が流す情報は前向きな時もあれば、対抗的なときもあり、前後が一致しない時もある。両者の共通認識が欠如しており、まだ双方の交渉メカニズムを構築する土台ができていない」と指摘する。
また、寧波海事局が9日発表した航行通告によると、東中国海海域で実際に武器を使用する訓練の具体的日時が確定した。2013年7月11日零時から午後6時の間で、一定海域の範囲で実弾での射撃演習が行わるという。実際に武器を使用する訓練中、いかなる船舶も同水域への侵入は禁止され、現場の警戒船の指揮に従うことになる。地図でみると、同海域は釣魚島西北部に位置する。
中国人民大学の時殷弘教授は、中日がこうした状態にあるため、日本の防衛白書が激しく、強硬な言葉を使うのはいたって当たり前のことだと指摘。「中日の対立は短期間では解決しない。中日関係で今後最も重要なのは安定で、対立が衝突にエスカレートするリスクを回避することだ」と注意を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月11日