■日本が釣魚島を「再三にわたり調査」したことはない
日本外務省はウェブサイトで「1885年以降、日本政府は沖縄県当局を通ずる等の方法により尖閣諸島に対して再三にわたり現地調査を行なった」としている。だが村田氏は、日本がいわゆる「再三にわたり調査」したことはなく、1894年10月末に沖縄県職員がわずか数時間の調査をしただけだと指摘。「釣魚島は日本が甲午戦争(日清戦争)中に盗み取ったものだ。手続き上も多くの問題があり、日本国民にも国際社会にも状況を公にしなかった」と述べた。釣魚島問題について中日間にかつて棚上げ合意があったことを日本政府が否認していることについては「日本外務省は釣魚島に『領土係争は存在しない』との主張を強化するため、関連史料を公表する際に削除した」と述べた。また、中日双方は釣魚島周辺での不測の事態を防ぐためのルールを共同で制定すべきだと指摘。「中国はこの方面ですでに努力を払った」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月19日