オバマ米大統領は24日、ルース駐日大使の後任に、故ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏を指名すると発表した。
今年56歳になるキャロライン氏は弁護士や作家などとして活動しており、ハーバード大卒でコロンビア大法科大学院を修了している。キャロライン氏が執筆した憲法や米国の歴史、政治などに関する書籍は、米紙『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーランキングにも名を連ねている。
キャロライン氏は1994年から2011年、大統領討論委員会の理事を務めていた。2008年の米大統領選の候補者争いではオバマ氏への支持をいち早く表明し、フロリダ州やインディアナ州、オハイオ州をまわって選挙演説を行い、更にはオバマ陣営の副大統領候補者選考委員会の共同議長も務めていた。
その後、ヒラリー・クリントン氏の米国務長官就任によって空席となったニューヨーク州選出の上院議員への意欲を見せていたキャロライン氏だったが、「個人的な理由」により選考からの辞退を表明していた。
この度の指名が上院での承認を得たあかつきには、キャロライン氏は初の女性の駐日米大使として着任する。アジア太平洋リバランス戦略を推し進める米国にとって、日本は重要な同盟国である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月25日