日本は水資源が豊かだ。河川などに臨む住宅は静かで優雅な雰囲気を醸し出すだけでなく、水面を渡る風が涼やかさを与える。大阪や京都といった大都市でも、千葉県などの地方でも、河川の近くには決まってマンションや住宅地区が多く建てられている。河川から生じる水蒸気が大量の熱を吸収し、快適な居住環境を形成するからだ。自然河川のない場所では、都市計画によって道を切り開くこともある。例えば大阪市立図書館は外壁に循環型噴水装置を設置して温度を下げている。周囲に人工池やプールを設けているマンションもある。
こうして巧みに「木、風、水」の助けを借りることで、日本は夏季の電力依存を大幅に減らし、低炭素避暑を実現しているのだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月11日