日本の天皇陛下は11月13日午前、日本の子供を救助した中国人留学生の厳俊さんに、内閣府として「紅綬褒章」と感謝状を授与した。紅綬褒章には、「日本国天皇は中華人民共和国の厳俊が自己の危難を顧みず人命の救助に尽力したことを表彰する」と書かれ、非常に珍しい日本の御璽が押されている。
授与式の後、厳俊さんは、「こんなすばらしい褒章をもらえるなんて思っていなかった。私は普通の中国人がすべきことをしただけ」と話した。また、ミニブログに賞の写真をアップロードし、「中華人民共和国を誇りに思う」と書きこんだ。
安倍晋三首相は13日夜、首相官邸で厳俊さんに感謝状を授与した。会見後、厳俊さんはチャイナネットの取材に応じた。彼は、「自分はほぼ毎日運動し、特に水泳が好き。自分の体力に自信があり、子供が水の中に落ちた時は何も考えずに飛び込んだ。このことがあってから、自分の生活は確かに前と変わった。メディアの取材を受けたり、友人から高い関心や祝福などを受けたりした。一番印象に残ったことは、アルバイト先の近所にある工場の男性から『以前は中国人に対する印象はそんなに良くなかったが、あなたが救助したという出来事を聞いてから、中国人に対する印象がまったく変わった』と言われ、感謝されたこと。今も前と同じように勉強しながらアルバイトしている」と語った。
厳俊さんは、日本の経済成長に興味を持ち、将来は社会の役に立てる人間になりたいと夢を膨らませる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月14日
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