香港紙・南華早報(中国語電子版)は12日、「日本、 ASEANと連携して安全保障強化」と題する文章で、日本は最近、新たな「中期防衛力整備計画」の概要をまとめ、中国を意識して「西南諸島」の軍事力を強化したと指摘。日本政府はASEANとの特別首脳会議で、経済支援などの方法を通じて、ASEANとの空の安全保障に関する協力を強化する考えと伝えた。
同紙はさらに、日本政府は13日から15日まで開かれる日本・ASEAN特別首脳会談で、中国が東中国海に設定した防空識別圏を日本が認めない立場についてASEANの理解を得たい考え。そのため対中姿勢で「温度差」が存在するASEAN各国に対し、日本は経済援助を強化する見通しと伝えた。
香港紙・文匯報は社説で、釣魚島問題の主導権を握るため、自分だけでは力が足りないと感じた日本は問題を国際化し、隣国と敵対し、軍国主義的行動を復活させているが、どの国が地域の緊張を高める根源かを世界がはっきり見極めれば、日本は地域ないし世界においてさらに孤立する。日本は釣魚島などの領土問題を国際レベルに拡大しても、、問題の解決に役立たないばかりか、日本がさらに不利な立場になるだけだと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月16日