日米が合意に達した在日米軍再編計画によると、山口県の岩国基地に配備される米軍機は127機に達する可能性がある。岩国基地は、軍機数が最多の嘉手納空軍基地を抜き、極東一の規模になる。「新華ネット」が伝えた。
共同通信社は6日、「在日米軍再編計画に基づき、沖縄県の普天間基地に配備されている15機のKC-130空中給油機が、今年6−9月に岩国基地に移される。神奈川県の厚木基地に配備されている59機の空母艦載機も、2017年頃に岩国に移される」と伝えた。
同計画が実現した場合、岩国基地に配備される米軍機は127機に増加することになる。この数は嘉手納基地を上回り、岩国基地は極東最大の米軍基地になる。
岩国基地には米軍の第一海兵航空団などが駐留し、約5000人の軍人・職員・家族が生活を送っており、米軍機が53機配備されている。岩国基地の広報部門は、岩国基地の使命の一つは、「アジア太平洋で戦闘もしくは突発的な事件が発生した際に、米軍および同盟軍に支援を提供する」ことだとした。岩国基地は韓国の釜山から約300キロ離れており、在日米軍基地のうち朝鮮半島に最も近い。
岩国基地は2012年7月に、米軍の新型輸送機MV-22「オスプレイ」を先行配備され、その日本本土の訓練拠点になった。また米国側は、最新型のF-35ステルス戦闘機の海外初配備先として、岩国基地を検討中だとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月8日