日本と米国の関係者によると、米軍大型無人偵察機「グローバルホーク」が今月24日、米国本土からの遠隔操作により青森県三沢基地に配備される予定となった。米軍が日本国内を拠点としてグローバルホークを運用するのはこれが初めてだ。
軍事専門家の尹卓氏は、「米軍は日本で初めてグローバルホークを配備し運用するが、これは米国と日本の軍事協力の深化を意味し、東アジア情勢がさらに不安定になる可能性がある」と指摘した。
米国は日本に大型無人機のグローバルホークを配備する。これは米日の軍事関係のレベルアップを意味する。グローバルホークによって得られる情報は機密事項であり、米国はこの戦略的情報を日本と共有することを決定した可能性がある。
オバマ大統領は、米日安保条約が釣魚島(日本名・尖閣諸島)に適用されると再度言及したが、米軍はこの問題を巡り軍事的な取り組みを進めている。米国は釣魚島に関する情報を、日本に提供する可能性がある。また日本は早くから軍事的な手段により釣魚島問題を解決する意欲を持っており、米国は日本に情報面から保障を与えた。この流れはすでにはっきりしている。日本は釣魚島方面で今後、より大胆に武力を行使できるようになるだろう。
米国は軍事面・安全面で日本を強く支持するはずだ。日本は今後、東アジアで軍事行動を実施する際に、より十分な理由を手にし、度胸と勢いをつけることになる。東アジアの動向は、これによりさらに不安定化する恐れがある。
また米国は、グローバルホークを使い南中国海で収集した情報を日本と共有するほか、ベトナムやフィリピンといった南中国海の周辺諸国にグローバルホークを配備することもありうる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月24日