外交部(外務省)の洪磊報道官は8日の定例記者会見で「日本の為政者が歴史を直視することの重要な意義について、いまだに最低限の認識すら欠いていることは、この問題において日本側が補習授業をしっかりと受け、国際社会の正義の声に真剣に耳を傾ける必要が確かにあることをはっきりと示している」と述べた。
――日本の菅義偉内閣官房長官が7日「中国が歴史問題を国際問題化することは地域の平和と協力のためになんら役立つものではない。未来志向の協力関係を発展させる姿勢を示すべきだ」と述べたことについて、コメントは。
日本側の発言によって、日本の為政者が侵略の歴史を正しく扱うことができないことが改めてはっきりと示された。
第一に、日本軍国主義の発動した中国侵略戦争は中国の民衆に甚大な災禍をもたらした。中国側の記念行事開催は、歴史を銘記することを強調しており、烈士を偲び、平和を大切にし、未来に警告するためだ。
第二に、侵略の歴史をしっかりと直視し、反省し、軍国主義と明確に一線を画すことは、日本がアジア近隣国との関係を発展させるうえでの重要な政治的基礎であり、日本の外交政策の方向性を検証する試金石でもあり、国際社会から強く注視され続けている。日本の為政者が歴史を直視することの重要な意義について、いまだに最低限の認識すら欠いていることは、この問題において日本側が補習授業をしっかりと受け、国際社会の正義の声に真剣に耳を傾ける必要が確かにあることをはっきりと示している。
第三に、未来志向の前提は歴史を直視し、歴史を鑑とすることであり、侵略の歴史を工夫を凝らして避け、うやむやにし、さらには美化することではない。加害者である日本は、どうすれば未来志向の扉を開くことができるのかをはっきりと分かっているはずだ。
(日本の安倍晋三首相がインタビューで、中国側と対話する意向を表明したことについて)現在中日関係が深刻な困難に直面している責任は日本側にある。中日関係の改善・発展に対する中国側の立場は非常に明確だ。日本側が具体的な措置を講じて、両国関係の改善・発展のために政治的障害を取り除くことを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年7月9日