中国人労働者の強制徴用資料出版 労働者リストが明らかに

中国人労働者の強制徴用資料出版 労働者リストが明らかに。

タグ: 中国人労働者 強制徴用 資料 出版

発信時間: 2014-09-19 16:49:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『中国人民抗日戦争記念館蔵日本強制連行中国人労働者資料集』が18日、出版された。日本での労働に強制徴用された3万4282人の中国人のリストも明らかにされた。60巻・3万ページ余りにのぼる資料集の出版は、日本による中国人労働者強制徴用の直接的な証拠となる。

1943年から1945年まで、日本は中国の占領地域で4万人余りの中国人労働者を強制徴用し、日本企業35社の日本にある135カ所の作業現場に連行し、報酬なしのつらい非人間的な苦役につかせた。出版された資料集で示されたデータによると、中国人労働者は毎日10時間から12時間働かされ、長い時には16時間に達した。これらの中国人労働者は5人に1人が命を失った。日本側の資料統計によると、日本で死亡した人だけで6830人にのぼった。

同書は60巻、3万ページ余りにのぼる。原文は日本側が編集したもので、記録言語は日本語となっている。第1巻から第54巻までは中国人労働者を使役した日本の各事業場(事業所、作業場、作業所などとも呼ばれる)が作成した報告書とその付属資料、第55巻から第60巻までは日本の外務省が作成した『華人労務者就労事情調査報告』と中国人殉難者リスト共同編制執行委員会の作成した『中国人強制連行事件報告書』(全4編)からなる。

中国人労働者の日本への強制連行に関するこれら405本のオリジナル資料は、日本に滞在する愛国華僑で東京華僑総会の名誉会長を務める陳焜旺氏が60年余りにわたって保存していたもの。陳氏は昨年9月18日、抗日戦争記念館にこれらの貴重な資料を正式に寄付した。今年4月、同館は公式サイトに日本に強制連行された中国人労働者3万4282人のリストを発表した。

「これらの資料は文化財として収蔵されたもので、頻繁に対外公開することはできない。印刷という方式を通じてこれらの資料を発表することは、社会各界にこの間の歴史を知らしめ、中国人労働者の強制徴用という日本の犯罪を明らかにすることになる」。抗日戦争記念館の李宗遠・副館長によると、資料の出版はさらに、この間の歴史に対する専門家や学者の研究を助け、大きな社会的効果を生むこととなる。

「これらの資料が公開される前は、強制徴用された中国人労働者の総数しかわからなかった。これらの資料には、それぞれの地点の労働者の人数が比較的正確に記され、それぞれの労働者の出身地や名前、健康状況なども記載されている」と李副館長は資料の意義を強調した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月19日

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