中国の民間組織、三菱に苦役の賠償を請求

中国の民間組織、三菱に苦役の賠償を請求。

タグ: 三菱 第二次世界大戦 苦役

発信時間: 2014-10-27 11:17:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国民間対日索賠(賠償請求)連合会は、中国人労働者や関係者による被害者の会「中国被虜往日本労工聯誼会」から委託を受け、戦時中に中国人を強制連行して酷使したという加害事実を率直に認め、これを反省し被害者に謝罪し、被害者もしくは遺族に計3億元以上の賠償金を支払うよう三菱に書簡を送った。

生存中の被害者はすでに高齢で、数が減少を続けている。彼らの存命中に正義を取り戻すため、中国民間対日索賠連合会は三菱に対して上述した要求に早期回答するよう求めている。

第二次世界大戦の後期に、約4万人の中国人が日本に強制連行された。彼らは鉱山、港、建築現場などの肉体労働に従事させられ、非人道的な待遇と残酷な扱いを受けた。そのうち三菱で苦役に従事していた被害者は、3000人以上にのぼる。戦後70年弱が過ぎるが、三菱はかつての残酷な行為について態度を示しておらず、被害者や遺族に対して責任ある行動をしていない。

中国民間対日索賠連合会は発足以来、中国の戦時中の被害者による対日賠償請求を促している。同組織は90年代より、中国駐日本国大使館や日本の弁護士を通じて、三菱に謝罪と賠償を求めてきた。

中国被虜往日本労工聯誼会は中国民間対日索賠連合会に署名済みの委託書を提出し、日本政府と日本の加害企業から正義を取り戻すよう委託した。

中国民間対日索賠連合会の童増会長は、「来年は抗戦勝利70周年だ。日本政府と日本の加害企業は、70年前の借りを返さなければならない」と述べた。

中国被虜往日本労工聯誼会の趙宗仁代理会長は、「生存者が日増しに減少し、高齢化が進んでいるが、正義を取り戻す戦いを最後まで続ける決意だ」と語った。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月27日

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