TPP交渉、一定の進展も課題を残す

TPP交渉、一定の進展も課題を残す。

タグ: TPP 甘利 ロブ

発信時間: 2014-10-28 13:11:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

環太平洋経済連携協定(TPP)の会合に出席した通商代表によると、先週末の交渉で重大な進展があったが、各国は一部の問題で食い違いを残している。シンガポール華字紙『聯合早報』(電子版)が伝えた。

ロブ・オーストラリア貿易・投資大臣はTPP閣僚会合後の記者会見で、「高い目標を持ち、全面的かつ高基準でバランスのとれた協定が形成されようとしている。この2日間に渡り、長い時間を費やしてマンツーマンの対話を行った。貨物、サービス、投資の市場参入を巡る交渉に、重要な進展があった」と述べた。

TPP交渉の参加国は、米国、シンガポール、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、ベトナムの12カ国。オバマ大統領は今年6月、11月にすべての交渉を終了したいと述べた。

市場参入は、TPPの最も重要な未解決問題となっている。ロブ大臣は、「市場参入および貿易・投資ルールの課題を巡り、各国は顕著な進展を実現した。各国は自主的に問い合わせを行ない、食い違いを残した国と問題解消に取り組むだけでよい」と語った。

交渉の進展は喜ばしいことだが、日米の代表者は、両国は現在も市場参入で合意に達していないと表明した。

甘利明経済再生担当大臣は、「(9月の)ワシントンの会合以来、大きな進展が得られたが、依然として未解決の課題が残されており、日米が合意に達するかは未知数だ」と話した。

日米の交渉において、日本の農産物の関税、米国の自動車および自動車用部品の関税などに関する交渉が難航している。米国は日本に農産物を輸入するためのハードルを下げるよう求めているが、日本は豚肉・牛肉・乳製品・砂糖などの影響を受けやすい商品を保護しようとしている。

ロブ大臣は、「11月に北京で開かれるAPEC首脳会議は、各国の閣僚に会談のチャンスをもたらす」と述べ、TPP閣僚会合の開催を示唆した。

甘利大臣は、「北京でTPP閣僚会合を開くならば、日米の閣僚による協議を行うことになる」と表明した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月28日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。