支持率に頭を抱える安倍氏

支持率に頭を抱える安倍氏。 安倍政権は「女性」、「アベノミクス」と軍事大国の夢に支えられている。しかし、この3本柱はそれほど丈夫ではなく、安倍政権の足元もおぼつかなくなっている…

タグ: 女性 アベノミクス 軍事大国

発信時間: 2014-10-28 14:03:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍政権は「女性」、「アベノミクス」と軍事大国の夢に支えられている。しかし、この3本柱はそれほど丈夫ではなく、安倍政権の足元もおぼつかなくなっている。

「女性」閣僚による災い

今年9月初めの安倍内閣の改造で、「女性登用」と「地方創生」政策が掲げられた。3日の改造で、安倍氏は一気に女性閣僚5人を起用し、日本政界の記録を残した。

ところがそれに対し、安倍政権は女性閣僚のせいで終わるとの分析もあった。その後、松島みどり法務大臣は選挙区で似顔絵や政策が描かれたうちわを配布し、公職選挙法違反の疑いを持たれた。また、メディアに「安倍氏の後継者」と呼ばれた小渕優子経済産業省は政治資金の公私混同や不正使用の問題が持ち上がり、両氏とも20日に辞任した。

「アベノミクス」が失速

実は、女性が入閣したのは「アベノミクス」が頓挫したためである。

「アベノミクス」を安倍氏は誇りに思っているだろう。昨年の登場から、日経平均株価は80%急激に上昇し、昨年6月のG8サミットと9月のG20サミット、また国連総会でもアベノミクスは人気だった。

しかし、2014年に入ってから状況は一転した。3月期の決算結果から、「アベノミクス」によって利益を得た企業は一部の大企業だけで、日本の労働者の7割を雇う中小企業の業績は急激に下がっていることがわかる。それに加え、4月に5%から8%に引き上げられた消費税は国内の消費に打撃を与えた。

「アベノミクス」を救うため、安倍氏は「女性経済」を掲げた。「ライバル」である中国の経済が7%以上の成長率を維持しているのは女性が働いているためである。日本の女性が出世すれば、日本のGDPは上昇するに違いないと安倍氏は考えいてる。

叶わない軍事大国の夢

国内において、安倍氏は軍事大国への道を闊歩している。国力が低下している米国の「アジア回帰」を利用し、「平和憲法」第9条の改定にとりかかり、集団的自衛権を解禁し、「武器輸出三原則」を見直す動きを進めている。

外交では、安倍氏は「地球儀外交」と「価値観外交」を進め、「中国包囲網」を作っている。歴史問題においても、安倍氏は第二次世界大戦中の侵略の歴史と慰安婦問題を否定し、日本の周辺地域で緊張ムードを高めている。

現在、日本国内の経済情勢により、安倍氏は国内に気を配らざるをえない状況である。優れた経済対策がなければ、今後、集団的自衛権関連法案を含め、安倍内閣の提案は可決されにくくなると見られている。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月28日

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