中日友好、日本国民全体の反省が必要=エズラ・ボーゲル氏

中日友好、日本国民全体の反省が必要=エズラ・ボーゲル氏。 第二次世界大戦の終戦から約70年が経過し、第二次世界大戦を経験した人が減少を続けている。時代も「戦後」という言葉から遠く離れようとしている…

タグ: 中日友好 右傾化 エズラ・ボーゲル

発信時間: 2014-10-28 15:59:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第二次世界大戦の終戦から約70年が経過し、第二次世界大戦を経験した人が減少を続けている。時代も「戦後」という言葉から遠く離れようとしている。米国の社会学者、ハーバード大学教授のエズラ・ボーゲル氏と、明治大学特任教授の大沼保昭氏が、深い内容に触れる対談を行った。ボーゲル氏は現在の多くの重要問題について説明した。10月27日付の毎日新聞が伝えた。

ボーゲル氏は「戦後70年の国際情勢をどう見るか」という質問に対して、「中韓両国の変化は激しく、特に最近の10年間で中韓は自信を深めている。経済力と技術力の強化に伴い、その存在感も増す。米国は終戦後、世界秩序の維持に尽くしてきたが、現在は力不足になっている。環境問題、テロリズムの問題、地域内の紛争、世界経済の成長促進や開発などは、世界各国の協力が必要だ」と述べた。

中日、日韓関係の悪化の原因の一つは日本の右傾化という意見があるが、ボーゲル氏は「日本はやや右傾化しているように感じる。愛国主義は正常だが、愛国主義の歪みと悪影響は望ましくない。私は、安倍首相を含むすべての日本人が自信を持つべきと考えているが、安倍首相の靖国参拝はあまり良くない。米国の多くの人はこれに失望するだけではない。中韓の刺激を回避することが重要だ」と指摘した。

日本の保守的な政治家は中韓に謝罪を続けているが、赦しを得ていないという意見がある。ボーゲル氏はこの観点について、「それは日本人の観点に過ぎない。日本の歴代首相は多少の差はあれど歴史問題について謝罪を表明してきた。しかし中韓にとって最も重要なのは日本の指導者の謝罪ではなく、日本国民全体の認識だ。中国は日本の一般人が、南京大虐殺は筆舌に尽くしがたい暴行と感じることを願っている」と述べた。

ボーゲル氏は最後に、戦後70年の日本が国際社会で演じる役割について触れ、「日本は世界で良いイメージを持っている。日本は自国が戦後歩んだ道を重視するべきだ。日本は第二次世界大戦で数多くの罪を犯したが、戦後は毅然たる意志で平和の道を歩む必要がある。友好的な中日・日韓関係は、東アジアの平和と安定にとって極めて重要だ。日本が中韓に対する理解を深められれば、米国の意見との間に大きな開きが生じることがなくなり、中米韓の関係もより友好的になる」と語った。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月28日

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