挑発的な日本、中国は積極的に対応を強化せよ

挑発的な日本、中国は積極的に対応を強化せよ。 安倍政権は近年軍拡を加速し続けており、露骨に中国を仮想敵国としている。日本の右翼勢力は、中国と開戦し、中国に勝利するさまざまなシナリオを想定している…

タグ: 日本 安倍 釣魚島 首脳会談

発信時間: 2014-10-30 13:34:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍政権は近年軍拡を加速し続けており、露骨に中国を仮想敵国としている。日本の右翼勢力は、中国と開戦し、中国に勝利するさまざまなシナリオを想定している。

これらを背景とし、安倍首相はいわゆる「前提条件を設けない」中日首脳会談の実現を何度も呼びかけ、特使に親書を届けさせている。現在中日の食い違いは主に、日本による侵略の歴史の修正、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題の主権を巡る係争の存在の否定という二つの問題に集中している。いわゆる「前提条件を設けない」とは、首脳会談で日本の侵略の歴史に対する認識に触れず、釣魚島の主権を巡る係争にも触れないことを意味する。これは安倍首相が設定した、首脳会談の前提条件だ。

中国は国際世論からこれを論破する必要がある。安倍首相の都合のいい計算によると、中国がこのような首脳会談を受け入れた場合、中国の立場の軟化と妥協を宣言することになる。安倍首相はより大胆に右傾化の道を歩み続けるだろう。中国が受け入れなかった場合も、安倍首相は中国の立場が強硬で中日関係を改善する意図がないと騒ぎ立て、輿論を味方につけることができる。後者が安倍首相の本音と言うべきだ。

安倍首相は現在もまったく誠意を見せていない。中国外交部は安倍首相に対して真っ向から「非誠勿擾」(誠意がなければ冷やかし御免)という厳しい警告を与えた。しかし筆者は、さらなる措置を講じられると考えている。中日関係にとって現在最も差し迫った問題は、軍事衝突の回避だ。そのため中日の首脳会談を実施しても良いが、中心的な議題は双方がいかに平和的な手段により東中国海、特に釣魚島の主権を巡る係争を解決するかにすべきだ。安倍首相は米国という虎の威を借る狐になり、挑発を繰り返している。中日が衝突を回避できるか否かは、国際社会の注目する問題になっているが、平和的な手段により中日の係争を解決するという提案は支持されるに違いない。安倍首相はこのような首脳会談を受け入れた場合、中日の間に釣魚島の主権を巡る係争は存在しないという馬鹿げた立場を放棄しなければならない。これを拒否すれば、安倍首相は好戦的な本質を露呈するだけだ。

安倍首相らの独断専行、日本国内の輿論の右傾化により、中日の軍事衝突の可能性を排除することは難しい。日本の右翼は軍事行動に出る前に、事実を歪曲・捏造し、輿論戦を仕掛けるが、これは歴史の経験が教えてくれることだ。ゆえに中国は対日輿論線で絶対に油断をしてはならない。日本の行動に対応するような受動的な措置を減らし、積極的に多方面の手段により、理に基づき勢いをつけるべきだ。安倍首相が国際世論で受ける圧力が強まるほど、懸念も増していく。(筆者:中国社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院研究員)

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月30日

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