日本障害者芸術団が1日、兵庫県尼崎市で「未来への輝きコンサート」催し、中国の障害者芸術家も出演した。
コンサートは「感動・勇気・希望」をテーマとし、日本と中国の10数人の障害者芸術家、関連する芸術団が参加した。演目は多種多様で、日本語の歌、ピアノの独奏、管弦楽の合奏、車いすダンスなどの他に、中国民族楽器の演奏、新疆の歌と踊りのショーなどが含まれた。
公演開始前、ホールの入口には長蛇の列ができた。600人の観衆を収容できるロビーには、ほとんど空席がなかった。中国の民族楽器の横笛と琴による合奏「賽馬」、「鷓鴣飛」が特に注目を集めた。
横笛を演奏した楊雪元さんは、「私は天津市生まれで、天津市障害者芸術団のメンバーだった。2004年から、京都市立芸術大学で声楽を学んでいる。中日の文化には多くの重なる点がある。中日の民間交流はこれまで頻繁に続けられてきたが、両国の障害者間の交流もその一部だ」と語った。
日本障害者芸術団の芸術監督、関西障害者国際交流協会会長の田山華栄氏は、「日本障害者芸術団のコンサートにより、障害者芸術家に才能を示す舞台を提供する。日中の芸術家が同じ舞台に立つことで、日中民間の文化交流と友好関係を地道に促進できる」と語った。
日本障害者芸術団は2013年に、尼崎市の関西障害者国際交流協会によって企画・設立された。同芸術団は昨年11月、初のコンサートを開催した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月2日