第10回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集の『「御宅(オタク)」と呼ばれても』が12月上旬、日本僑報社から刊行される。第10回中国人の日本語作文コンクールは、日本僑報社と日中交流研究所が主催。日本の外務省、文化庁、在中国日本国大使館などが後援、株式会社ドンキホーテホールディングスと朝日新聞社、東芝国際交流財団が協賛して開催された。
作文集には、コンクール史上最多となる計196校から寄せられた4133の応募作から入選した61本を収録。今回のテーマは「ACG(アニメ・コミック・ゲーム)と私」、「公共マナーと中国人」の2つで、今の中国の若者たちの考え方や嗜好が窺い知れる作品が揃っている。
この「中国人の日本語作文コンクール」は2005年から開催されており、両国関係が悪化している近年でも毎年応募数が増加していて、今や中国在住の日本語学習者にとって目標のひとつとされる存在になっている。
また、同コンクールの入賞作は毎回書籍としてまとめられ、日本僑報社から出版される。これまでに出版された9冊の受賞作品集は出版後、日中両国で大きな反響を呼んでおり、中でも第2回の受賞作品集『壁を取り除きたい』は朝日新聞の書評委員により2006年の「お薦め 今年の3点」のひとつに選ばれたほか、第8回の受賞作品集『中国人がいつも大声で喋るのはなんでなのか?』は、読売新聞と週刊誌「サンデー毎日」に大きく取り上げられた。
第10回中国人の日本語作文コンクール授賞式及び一等賞以上受賞者のスピーチ大会は、12月12日午後、北京の日本大使館で開催される予定。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月20日