ヘーゲル米国防長官が現地時間24日に辞任すると、オバマ政権は本件のアジア重視戦略と日米関係への影響を回避しようとしているが、自衛隊により多くの責任を負担させる可能性がある。共同通信社が伝えた。
オバマ政権は慎重に行動し、ヘーゲル氏の辞任のアジア重視戦略と日米関係への影響を回避しようとしている。しかし中間選挙で勝利した共和党の保守派などからの圧力があり、オバマ政権は自衛隊により多くの責任を負担させる可能性がある。
共和党はオバマ政権の外交政策を「弱気」と批判しており、同盟国が安全問題により積極的に貢献することを期待している。ヘーゲル氏は共和党出身のため、議会からはそれほど激しく批判されていない。しかし次の国防長官は、より厳しい局面を迎えることになるだろう。
ヘーゲル氏は日米防衛協力のための指針の見直しについて、「現場の関係者に担当させる」という態度を取り続け、協議に直接加わらなかったとされている。しかし日本の立場を理解するヘーゲル氏の辞任により、オバマ政権は日本に対する要求を拡大するという見方もある。
ヘーゲル氏は9月に退いた小野寺五典前防衛相と「意気投合」しているという。米国防総省内では、ヘーゲル氏は小野寺氏を通じて、日本という国を具体的に理解したとされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月27日