敗戦国の日本、アジアに負けた認識はない=イタリア人専門家

敗戦国の日本、アジアに負けた認識はない=イタリア人専門家。

タグ: 第二次世界大戦 安倍晋三 

発信時間: 2014-11-28 10:18:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民大学欧州問題研究センターのイタリア人研究員のSisci氏は、日本は第二次世界大戦の終戦が不公平だったと考えていると指摘した。記事の内容は下記の通り。

日本はロシア、中国、韓国ではなく、米国に負けたことを認めている。この「負けていない」という認識は、日本が未来のアジアにおける役割を考える際に、大きな影響を及ぼしている。米国は日本が歴史の束縛を解かれればどうなるかを懸念しており、日本阻止に傾いている。

日本は戦後、米国のアジアにおけるプラットフォームになった。しかし今や状況には変化が生じた。米国はアジア大陸で他に重要なパートナーを見つけた。日本は依然として非常に重要だが、この重要性がやや低下した。日本はこの数年に渡り、インドやベトナムと中国対抗の「三角形」を構築しようとした。しかしこの三角形は一度も形成されたことがない。インドとベトナムは中国に対して自信を持っていないが、最高の評価をしてくれる人を待とうとしている。

この新たな三角形は、アジアの政局を単純化しなかった。むしろこれは地域の政治関係を複雑にした。それでは、中国は日本のために新たな未来を見出すことができるだろうか?戦後の結果を自己否定することで、日本は危険な試みをする可能性がある。日本の新たな運命を見出すことは、中国の利益にもかなっている。これは極めて重要な事だ。なぜならこの1週間に渡り、安倍晋三首相はアベノミクスが日本経済の発展を刺激しなかったことが事実によって証明されながらも、政権運営の基盤を固めるため解散総選挙を発表しているからだ。日本は依然として技術強国、アジアのリーダーだ。これは地域の未来にとって、非常に重要なことだ。

しかも日本の東西の文化に適応し、これを融合させた経験は、中国を含むアジア諸国のモデルになりうる。日本は西側諸国とアジアの文化の架け橋になれるだろうか?中国はこの角度から日本を見ることができるだろうか?1920−30年代の多くの中国人は、このように日本をとらえていた。安倍首相とその後継者にとってこれは一つの問題だが、中国の指導者が直面している問題でもある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月28日

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