日本の友好の声、「中国の犬」扱いに

日本の友好の声、「中国の犬」扱いに。

タグ: 友好の声 中国の犬

発信時間: 2014-12-19 10:54:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日中両国は「一衣帯水」で、両国関係の平和的な発展は双方にとって良いことだ。しかし現状を見る限り、日中関係がこの方向に進んでいるとは言いがたい。近年日本の政界では右傾化が激化しており、一部の右翼は中国の脅威を強調している。安倍首相が率いる自民党は先の衆院選で再び勝利を収め、右傾化の道が一定の民意の基礎を持つことが分かる。日本国内でも確かに「嫌中」が流行しており、中国のことをよく知らない日本人は、中国を「理解し難い」、さらには「危険な」国としている。

日本国内に嫌中ムードが漂っているのは、なぜだろうか?これには次の3つの原因がある。(1)日本に残された冷戦思考。(2)日本の優越感の揺らぎ。(3)日本人の「空気を読む」文化。

筆者はこのムードを解消するためには、まず日本人の中国の政治体制および意識形態に対する誤解を解く必要があると考えている。前述した通り、日本人の共産党と社会主義国に対する偏見が取り除かれておらず、浅はかにも共産党の政権運営は民主を重視しないと考えている。しかし社会主義の形は統一されておらず、多様性を持つ。現在の中国は、独特な社会主義理論を形成している。国際社会全体が「平和と発展」の時代に入り、中国も時代の流れに沿い平和的に発展している。

それでは中国に対する誤解を解き、日中関係を改善する中で、日本は何をすべきだろうか?まず、色眼鏡をかけて中国を見るべきではない。まず、中国は現在、徐々に情報の透明度を高めており、現状は日本人の想像と異なっている。

次に、日本は国内のさまざまな意見を受け入れるべきだ。日本国内の中国に対する見方はマイナス面を強調することが多く、客観的な意見を持つ人は少数派だ。客観的な意見が出れば、ネット上ではすぐに「国賊」、「中国の犬」といった批判が殺到する。筆者は、どのような意見にも一定の理があり、さまざまな意見をぶつかり合わせる雰囲気作りが非常に重要と考える。

当然ながら日本の政治が右傾化しながらも、民間レベルでは理性的な声が残されている。さもなければ、改憲反対などの抗議活動も見られないはずだ。日本国内の中国に対する見方も同じく、中国を客観的に見て、分析できる声が残されている。この点は無視できない。(作者は在中日本人学者の山崎忠信氏)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月19日

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