■大阪集会の会場で国家追悼式典の映像を放映
30万人の南京大虐殺の犠牲者に対して1日に2回も黙祷を捧げた日本人もいた。1回目は、午後の大阪城の追悼会場で、2回目は夜に室内で行われた追悼集会の会場でだ。すでにテレビで南京大虐殺国家追悼式典の映像を見た人も少なくなかったが、夜の集会では、人民網サイトで式典の映像を流しながら、招待を受けて南京の式典に参加している「銘心会」の松岡環会長による現地の様子がネット中継された。限られた時間内で、松岡氏は主に習近平国家主席の演説について紹介した。
黒い和服姿で追悼集会に参加した大口彰子さんは、落ち着いた口調で次のように語った。「南京大虐殺の揺るがない証拠は山のようにあり、大虐殺の事実は否定できない。日本は多くの中国国民を虐殺した。中国政府が国家追悼式典を行うのは当然だ。南京大虐殺を含め、日本が中国で犯した罪行証拠はきっちりと保存して次世代に伝え、歴史の悲劇が繰り返されることを阻止しなければならない」。