午年の安倍首相、奔走の一年を振り返る

午年の安倍首相、奔走の一年を振り返る。 一年が過ぎようとしているが、安倍首相の午年の政権運営を振り返ると、時には奔馬の如く疾走し、時には悍馬を制し行きつ戻りつしており、一言では形容しがたい…

タグ: 安倍 午年 外遊

発信時間: 2014-12-29 10:42:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の伝統文化の影響を受け、日本でも十二支が普及している。午年の安倍晋三首相は今年、年男となった。

このような背景があり、再び政権を手にして得意満面の政界のボスは年初の段階で、午年の年に鞭を振るい取り組みに力を入れると豪語した。

一年が過ぎようとしているが、安倍首相の午年の政権運営を振り返ると、時には奔馬の如く疾走し、時には悍馬を制し行きつ戻りつしており、一言では形容しがたい。

まず安倍首相は国内政治を思いのままに進めた。安倍首相はこの一年に渡り、さまざまな動きを続けている。その結果として、敵を一人ずつ退けた。例えば順調だった内閣を突如改造し、最大のライバルと目されていた、幹事長として実権を握っていた石破茂氏を内閣に引き入れることで、党内の敵を退けた。また政権与党が十分な支持率を維持する中、突如衆議院を解散し総選挙に打って出た。羽を休め力をためていた最大野党の民主党はこれに対応できず、安倍首相は野党の敵を退けた。また二人の吉田氏の「誤報」に対する追及の手を緩めず、最大の輿論の敵である朝日新聞に謝罪と社長交代を迫り、痛手を負わせた。安倍首相はこうして輿論の敵を退けた。

安倍首相は戦後の国際秩序からの脱却に固執し、強い日本を取り戻すという道を猛進した。春を迎えた安倍首相は武器輸出の新三原則を発表し、これを長年順守してきた武器輸出三原則の代わりとすることで、武器輸出のドアを再び開き、戦後の平和国としての立国の礎を揺るがした。夏になると国内の反対の民意を無視し、日本が戦後否定し続けた集団的自衛権を行使するため、憲法解釈を見直すことを閣議決定した。これに軍事費の拡大、「離島奪還演習」の茶番の上映などが加わり、日本が今後どこに向かうのかという大きな疑問が生まれた。

安倍首相は「地球儀を俯瞰する」という頻繁な外交により、「天馬が空を行く」ような勢いを見せた。安倍首相に近い政府筋は、「首相はほぼ休まず外遊・会談を続けている。正直に言えば、私たち側近も耐えられないぐらいだが、首相は精力旺盛だ」と述べた。

残念ながら、安倍首相は外遊で歴代首相の記録を更新しながらも、常に隣国を敵とするような発言を続けている。シャングリラ会合での当て擦り、10日間の欧州歴訪中の直言にも、「中国脅威論」を誇張する意味が含まれていた。「中国をけん制する」という言葉は主な日本メディアが安倍首相の外遊と国内外の出来事を読み解く時のキーワードになったほどだ。安倍首相はこの1年、靖国神社に「敬意を表する」衝動を抑えた。しかしその後の動向については、依然として疑問視せざるを得ない。

安倍首相は経済面でも、馬を操り弓を放った。アベノミクスの3本の矢は的外れと批判されたが、依然として強気の姿勢を維持している。日銀は大胆な量的緩和の手を緩めていない。

午年が終われば未年だ。日本人も常識的に、未年の穏やかな意味合いを理解している。世界が平和的に発展し、日本経済の復興が難航し、国民生活の改善が待たれる中、強力な武器の配備に熱心に取り組み続けた安倍首相が操る馬車は、未年後に歩みをゆるめて落ち着きを取り戻すことはあるだろうか?安倍首相は衆院選勝利後の3期目の政権運営において、世界の大勢を真に理解できる「道を知る老馬」になれるだろうか?これは今後の経過を見守る必要がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月29日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。